或る二世経営者のホームページ ~香山廣紀 かく挑み、かく歩む。~

香山草紙 エッセイ集


  49. 今、当社は七合目

2003年は、私の人生にとって忘れられない年になった。天のおぼしめしか、何か所謂サムシンググレートの力が働いたのか定かではないが、運命のいたずらで八幡建設の経営にも携わるようになった。
実際、経営現場へおりてみて大変ではあったが、やるべきことは明解で、ただ私は大手術を行なうだけでよかった。後は自然治癒力を信じてさえいれば良かっ た。意外と早く退院でき、ほとんど傷は癒え、現在は体力の回復を待つだけである。
また、一方では、八幡工業と八幡住宅産業を合併したのもいい選択であったと思う。分社は何社も行なったが、合併は初めてで、それはそれでなかなか勉強に なった。スケールメリットも出来、"住設建材のパートナー"として飛躍してくれると確信している。
リフォーム兵庫は分社第一号として、成功への道をひた走っている。ガーデン兵庫も経営トップの問題は残っているが何とかなりそうである。
問題なのはパナホーム兵庫とカーペンターズ兵庫である。カーペンターズ兵庫は、パナホーム兵庫と一心同体であるから、パナホーム兵庫さえ上手くいけば何の心配もないと思っている。
パナホーム兵庫の基本理念は『心の経営』である。そしてそれは三つの大戦略、すなわち、CS経営(企業の目的は、お客様にお客様の視点で価値満足を与え続 けること)、あめにてぃ戦略(地域密着型営業:展示場は家を建てる人が来るのではない、来てもらった人に家を建ててもらうのである)、ESを根底にした分 社戦略(社員とその家族が幸せになり、満足をしてもらい、少なくとも社員の不満のない企業)で成り立っている。それのどれか一つが欠けても、パナホーム兵 庫の将来はないのである。
今、当社は富士山で例えれば、七合目あたりに差し掛かっている。企業人としてこの世に生を受けた我々は、頂上を目指さなければならない。皆さん、ちょっと 富士山を想像してみてください。大体七合目か八合目あたりにはいつも雲がかかっているでしょう。当社はちょうど今その雲海の中にいる。一見下るほうが楽か もしれない。しかし、頂上を目指し、そこに辿り着けばきっと素晴らしい景色が我々を待っていると思う。もっと楽に、もっと楽しく仕事が出来、きっと充実し た人生だったと喜び合えると信じる。
年頭にあたってこんな事を記してみました。