或る二世経営者のホームページ ~香山廣紀 かく挑み、かく歩む。~

香山草紙 エッセイ集


  110.トルコ旅日記~渋滞んでイスタンブール~8月15日

8月15日

 

モーニングコールAM5:30、ホテル出発7:00

30分程で世界遺産に登録され、白い奇岩と呼称されている石灰棚に着く。石灰棚は、台地上部から流れ出る石灰成分を含む湯が、何万年もの長いときを経て結晶化し、台地全体を覆ったものである。深さは30cmもないくらいの石灰棚では、足湯が楽しめる。私もズボンをたくし上げ足湯を体験することにした。湯はほんのり温かい。35~6℃位の温度だろうか。所々石灰岩が尖っており、足の裏が刺すように痛い。
今朝の朝食の時もそうであったが、早朝から異常にテンションの高い、背の低い女性とそれとは対照的に口数の少ない男性のペアが気に障っていたのであるが、そのペアの女性がキャッキャと足湯の中で騒いでいる。「明るくて元気なのと、異常にテンションが高く賑やかなのとは違うよ。それはKYって言うんだよ。」と注意しそうになった。(これ以降このチームをミニミニチームと呼ぶことにする)
15分ほどで足湯を切り上げ、ヒエラポリスの遺跡を回った。ヒエラポリスの遺跡には、微かではあるが古代ローマの香りが残っている。
集合時間が近づいたのでバスに向かう。時間は過ぎているのにバスはなかなか出発しない。遅れている人があるらしい。「あっちゃん」チームだ。10分遅れでバスは動き出す。
昼食は焼き鳥風ランチである。昨夜のバイキングより美味しく感じる。
昼食後エフェソス遺跡を見学。昨年訪れたポンペイほどではないが、規模と保存状態の良さは、それに匹敵するものが感じられる。2万4千人を収容できる大劇場は、ローマのコロッセオを髣髴させるものがある。また公衆トイレや娼館も残っており、生涯の大半を視察に費やしたハドリアヌスの神殿、コンスタンチヌスゆかりの住まいも見受けられ、一年ぶりに古代ローマに触れたひと時だった。
バスは一路エーゲ海に面したアイワルクへと進んでゆく。車窓からの風景は見飽きたものであるが、住宅の屋根には小規模な太陽光発電が眼につく。ハンデさんに尋ねると、自宅のお風呂に使用する量だけ確保する規模のものらしい。日本における、少し前の朝日ソーラーや湯ワイターの類であろう。またトルコ共和国の国旗がやたらと掲げられている。私はそれをヒントに、帰国したらグループのCI旗を創り、各グループ企業に国旗とともに、掲揚することを思いついた。日本という国家はあまりに国旗を大切にしない、国旗を掲げることで国を思う心が芽生えるのではと、感じたのである。休憩を兼ねて、トルコ石の販売店にバスは停る。トルコに来る前は、絨毯は買わないが気に入ったトルコ石があれば買い求める気でいた。眼鏡を取り出し見つめる。これこそが本当のトルコブルー。鮮やかなブルーが私に向って微笑みかけるようだった。アンティークなトルコ石もまた趣があった。衝動買いの誘惑からなんとか逃れ、鑑賞に気持ちを切り替えた。あたりを見渡すと、先生チームがお店の人と商談をしている。何を買い求めようとしているのかと覗くと、バングルだった。確か彼女たちは絨毯工場でも「玄関マット」を購入したはずである。一見地味そうに見えるチームだが、なかなかどうして立派なペアである。(大きなお世話ですと叱られそう)我々は学生の街イズミールを経て、眼前にエーゲ海を望むアイワルクに到着。三日目の宿泊は高級リゾートホテル、グランドテミゼルホテルである。
今夜のディナーは?またもや『バイキング』